29歳で2回目の転職をしたとき。
Webサービスを提供する会社で、私は前職ではどちらかというとアナログなサービスを提供する会社で働いていましたので、多少の知識はあったものの不安でした。
恐らく前職の年収レンジがリーダー職同等だったから、という理由のみで私は実務未経験でリーダー職に。
時期は4月。もれなく右も左もわからない新入社員が3名、部下につきました。なに一つ自信を持てないまま、3ヵ月が経ちました。
その間、部下についた新入社員の1人が辞めてしまいました。
ショックでしたし、そのことで上司からは冷たい言葉を浴びせられました。
「(人の気持ちを感じ取る)アンテナの感度が、あまりよくないみたいだね」。
職場の決起会での出来事
半年が経ち、ようやく仕事をちゃんと回せるようになって、数値にも貢献できるようになったとき。会社全体で年に2回の決起会(飲み会)がありました。──ちなみに、従業員60名ほどの中小企業です。
その半期に頑張った人や昇格した人を表彰する発表があって、そのあと飲み会があって、表彰された人たちは皆から「おめでとう」と言われて。
そのとき、私の部下の1人が泣き出したんです(私は後で知ったのですが)。周りにいた人がびっくりして、「どうしたの?」と訊いたら、その子が一言、「〇〇さん(←私のこと)、すごく頑張ってたのに、表彰されなかったのが悔しい」。
私は後日、別チームの人からその話を聞きました。
自信のなさから自由になる
「自信のなさ」に話を戻すと、そういうときってどうしても自分主体で考えがちですよね。私も、ずっとそうでした。
でも、私の頑張りを見ていてくれて、陰ながら応援していてくれた部下の存在を知って、不思議と、その「自信のなさで苦しくなる」呪縛から解放されたと感じたんですね。
問題は、「自信がないこと」よりも、「自信がないことを、気にしてしまうこと」なんだと思います。
自信がなくなってしまっても、視野を狭めない。自分のことだけでなく、周りの人たちにも目を向ける。そうしていくうちに、知らずのうちに、少しずつ、自信も自然とついてくるのでは、と思います。