入社して3年ほど経った頃、社内で基本情報技術者試験の取得を推奨されるようになりました。
周囲の同期の中にはすでに取得している人もいて、評価面でも有利になると聞きました。
ただ一方で、実務では資格よりもコードを書く力や現場対応力のほうが重要だと感じており、正直なところ勉強に時間を割く意味があるのか迷っていました。
仕事も忙しく、残業が続く中で参考書を開く気力もなかなか出ず、このまま実務に集中したほうがいいのではないかという気持ちと、今後のキャリアを考えると取っておくべきではないかという気持ちの間で揺れていました。
上司との面談と先輩の言葉が、私の背中を押してくれた
転機になったのは、上司との1on1面談でした。
そこで「資格は実務能力の代わりではないけど、基礎力の証明にはなるし、若いうちの学習の整理にもなる」と言われました。
また、別の先輩から「受けるか迷ってる時間が一番もったいない」と言われたことも印象に残りました。その言葉をきっかけに、とりあえず挑戦してみようと決めました。
落ちても経験になるし、勉強の過程自体に意味があると考えるようになり、少し気持ちが軽くなりました。
曖昧だった知識が整理され、自信と意欲が生まれた
勉強を始めてみると、これまで曖昧に理解していたネットワークやデータベースの基礎が体系的に整理されていく感覚がありました。
結果として試験にも合格し、最低限の知識に自信が持てるようになりました。その後の業務でも、設計書や仕様の理解スピードが上がったと感じます。
また、資格を取ったことで社内評価の面談でも話題に出しやすくなり、自分の努力を可視化できたことは大きかったです。以前のような迷いは減り、まずはやってみるという姿勢に変わりました。
相談者へのメッセージ
迷っている時間は誰にでもありますが、基本情報技術者試験は挑戦することで得られるものも多いと感じました。
実務と直結しなくても、基礎を整理する意味は確実にあります。完璧に準備してからではなく、まず一歩踏み出すことが大事だと思います。気負いすぎず、経験として受けてみるのも十分価値がある選択だと思います。