私が36歳の頃、年下である女性上司の下で働いていたことがあります。彼女は32歳でとても優秀。課長職に就いていてすごくストイックな方でした。
私が仕事をする時は、決まって彼女からの指示に従う形なのですが、毎回私が年上だからという理由でわざと丁寧な言葉遣いで叱責してくることがあり本当にストレスが溜まります。
「こんなミス、新入社員でもしませんよね?一体どういうおつもりなんですか?」とか何だかひどく回りくどい言い回しをして私のフラストレーションをわざと上げていることが丸わかりなので本当に接していてイライラしてました。
そのイライラが私の業務スピードの妨げになっていることはたしかで、仕事中もその上司の小言が私の頭に付きまとい、気が散って仕方がありませんでした。
「小説」がくれた、年下上司との意外な接点
年下上司である彼女と仕事をする中で、ほとんどプライベートな話をしたことがないことにある日、気がつきました。
正直、彼女は仕事ではかなり優秀なので何も文句はないのですが、いかんせん業務に関してのやりとりをするたびに彼女のことが嫌いになっている自分を発見しました。
そんな気持ちでは仕事にも支障が出るので何か彼女に対して共感できる要素はないか色々模索しました。
ふと、彼女のデスクを見ると趣味で読んでいるであろう小説が置かれていることに気がつきました。内心、私は「小説なんて読むんだ」と意外な感情が湧き、そのことをネタに上司と少しでも良好な関係性に持っていけないかと考えることに気持ちを切り替えました。
まず、その小説の内容をネットで調べてすごく面白そうだと思い古本屋で購入して小説を読んで少しでも彼女に近づこうと画策。後日、会社の飲み会が開かれた時に勇気を出して彼女の近くに行き何気なく声をかけました。
「〇〇さんって、〇〇っていう小説好きなんですか?」というと上司は「ええ、好きですよ」と返してくれました。
その時は仕事中のあの嫌な雰囲気はなく、気さくに返してくれて彼女に対しての印象がガラッと変わり凄く驚きました。
上司との会話で心が軽くなり、仕事のミスも減らせた私
飲み会の席で上司が好きだった小説の話で盛り上がることができたことで関係がある程度、良好な方向に行った気がします。
今まで、言葉遣いにかなりの棘がありましたが小説の話をしてからというもの若干そのニュアンスが優しくなったように思います。それによって私も気持ちがフッと楽になって上司に対しての嫌な感情も日に日に減っていきました。
今まで上司に対してのストレスが業務の質やスピードの妨げになっていましたが、それが無くなりミスも大分減りました。やっぱり好きなものが同じだという感情があることで、個人的な繋がりをある程度築けた気がします。
上司に対して今まで人となりが全くわからなかったので変に毛嫌いしていましたがある程度、プライベートなことに触れることで親近感が少し湧いたようにも思います。
相談者へのメッセージ
相談所さんの悩みを見て、すごく共感してしまいました。
私も相談者さんと初めは同じ感情で仕事もうまくいかないことが多かったです。
ですが、女性上司も人間ですから、感情がないわけではありません。
相手のことをある程度知れば自ずと親近感を抱ける部分はあるはずです。
なので「嫌い」という感情だけで突っぱねるのではなく女性上司の方が「どんなことに興味があるのか、好きなのか」を一度調べてみて、その要素を足がかりにして少しだけ近づいてみるのはどうでしょうか?。
もし好きなものが被っていたら、その話題で深い絆を築けるかも知れませんし、それがきっかけで仕事の効率も上がるかも知れません。