新人教育を任されることもありましたが、それは単に社歴が少し長くなってきたから。
私は、上司からあまり評価されていませんでした。私が教育をした新人のなかで、数年で私よりも高い評価を勝ち取るものもいたくらいですから。
私なりの仕事のやり方というか、こだわりもあって、それがあまり良くなかったのかもしれません。上司の考え方や方針とは異なることも多く、そんなときに私は言いなりになれず、そして柔軟な対応もできず。そんな感じでした。
「それでいいんだ」と、誰かがそっと教えてくれた日
「〇〇さんの考え、とても共感できます」
とある日に入社した、年齢の近い後輩はそう言って、こんな私をたいそう信頼してくれたのです。
他人がこうして背中を押して慕ってくれることは、これまで歩んできた自分を肯定してもらえているようでした。それは仕事だけでなく、倫理・考え方もです。「これで良い」のだと思わせてもらえました。
後輩の信頼が、揺るぎない自信と私の居場所をくれた
後輩が慕ってくれたことで、自己肯定感が芽生えました。この力は、上司からの不当評価や意のままにしたい掌握に打ち勝つための原動力となりました。
曲げずにいた信念や道徳性によって得られる信頼は、何よりも強いものだと思います。現に職場が変わっても、食事や集まりに参加してくれるほど後輩は慕ってくれています。また、後輩の後輩までも慕ってくれるため、職場でも必然的に信用をしていただけるポジションになれました。
相談者へのメッセージ
誰かの意見に沿って評価をされることよりも、自分の意思が評価されるまで曲げずにいられることが、本当の強さだと考えています。
他人のことを考えた上で、自分の正義感や信念を抱き、貫こうとする姿勢が、信頼されるための尊い第一歩なのだと思います。