フリーランスで動画作成等に携わっている者です。私も当初は一個人でSNS運用を行い、収益化を図ろうとしました。しかしながら、その目論見はうまくいきませんでした。
なぜフォロワーやチャンネル登録者が増えないのか。インフルエンサーと呼ばれる方の投稿と自分の投稿は、いったい何が違うのか。何が伸びない原因なのかさえも、皆目見当がつかない状況だったのです。というのも、当時の私にはSNS運用のノウハウが何一つとしてなかったからです。
SNS運用のノウハウがないまま、ただがむしゃらに投稿を続けても、誰からも見向きもされないというのが現実でした。投稿主さんと同様、いえ、同様どころか2ヶ月ほどで一度ポッキリと心が折れたこともあります。要するに、2ヶ月で個人としてのSNSでの収益化は断念してしまったということですね。
個人での失敗から、チームでの学びへ
個人では失敗した私ですが、ものは試しにということで、クラウドソーシングサイトで動画投稿に関連する仕事を請け負ってみることにしたのです。
動画投稿サイトへの投稿というのは、SNS運用とは少々形が異なります。ですが、どうすれば動画が伸びるのかという事象と、SNSをどうすれば伸ばせるのかという事象には類似点があると考え、思い切って飛び込んでみることにしました。そして運よく、それなりに大きい規模のチャンネル運営チームに携わるようになりました。
まず驚いたのが、台本作成のためのマニュアルがしっかり整備されていたことです。マニュアルに沿い、視聴者が離脱しないための台本を書く。そして台本が完成すれば、その台本に従って動画を制作していく。ただし、動画を制作するうえでも、かなり事細かなルールや取り決めがありました。
また、日頃の分析も段違いです。競合チャンネルに投稿された伸びている動画を分析し、自チャンネルと何が違うのかを列挙し、さらに自チャンネルの動画をブラッシュアップしていく。当然ですが、コンプライアンス面も相当重視されていました。誰かを傷つける動画や不確定情報は絶対に取り扱わないなど、昨今の舵取りが難しい情勢にもしっかりと対応できるような運営がなされていたのです。
準備と継続、そして「好き」を大切に
勢い任せでがむしゃらにSNSを運用していた私とは、雲泥の差でしたね。翻って、このチャンネル運営に携われたことが、私のモチベーションとなった面もあります。
まず何より大事なのは準備です。どういったジャンルで投稿していくのか。そのジャンルは伸びしろがあるのか。直近でそのジャンルを扱っている方々は数字を取れているのか……。事前準備や投稿内容の精査などをしていると、心が折れている暇がないというのが実情だったりします。
ただし、最も大事なことを忘れてはいけません。選定したジャンルは、自分が飽きずに継続して投稿できるジャンルなのかということです。私はSNS等の運用で一番恐ろしいのが「飽き」だと思っています。そのジャンルに飽きてしまえば、投稿自体が空虚なものになりかねません。そのジャンルに熱意のある方が空虚な投稿を見たら、どう思うでしょうか。間違いなく、投稿内容が「にわか」であることが喝破されてしまうでしょう。
そして、伸びないからといってすぐに投げ出すのはもったいないです。ひょんなことから爆発的に数字が伸びていくことがあります。前述の動画制作チームに携わった後、個人的に運用を開始した動画チャンネルがあります。ノウハウを得たからというのもあるでしょうが、開設・投稿から2ヶ月ほど経ったタイミングで100万再生の動画が出たことがあります。1ヶ月目は惨憺たる結果でしたが、ここで折れていたら2ヶ月目の100万再生はなかったと思っています。
相談者へのメッセージ
動画投稿サイトは指数関数的に伸びていくことがあります。
投稿主さんのXももしかすると後発的に伸びていく可能性を秘めているかもしれません。
まずは長期的な目線で運営していくことがいいかもしれませんね。